しのざきのおと。

2021年も穏やかに暮らしたい

私とBerryz工房。

一つの区切りとして、Berryzとの思い出について書いておきたいと思います。
私が娘。とハロプロを強く意識しだしたのは2014年の頭頃で、どうやらハロステというものがあるらしいと知って初めて見たハロステが【ハロ!ステ#52】でした。

この回はBerryzの「大人なのよ!」のMVが冒頭で、それまでもBerryzの名前を知ってはいましたが、「Berryz工房」というグループを強く意識したのはこの時が始めてだった気がします。
初めの印象は、「あ、なんか好きな感じの曲だな」。この曲は何と言うかいい意味でバシッと来ない曲と言いますか、定番の音に落ち着かずに流れていくのが魅力の曲だと思うんですが、「はー、なんかシャレオツな曲だなぁ」と言うのと同時に曲に合わせて踊るお姉さんたちのあまりにもバラバラな個性に「なんじゃこの人達は…!」と衝撃を受けた、というのが正直な感想でした。その頃はまりつつあった娘。や他のアイドルのグループ達にはある種の統一感があったと言いますか、「個性を出していく」とは言いつつもそれは一定の枠の中に保たれていた感じがある気がしたのですが、Berryzの皆さんは一人一人が好きな方向に全力で走って行っておられ、私の中にあった「アイドル」という概念など軽々と超えていったのでした。

その後はハロステを見続けていたのでなんとなく最近のベリの動向は情報として入ってくる状態で。
そんな時、夏のハロコンで初めて生のBerryz工房に触れました。その時の私は恥ずかしながら2014ハロー新規だったのでそれ以前のベリの曲はほぼ知りませんでした。にもかかわらず、ベリのステージはめちゃくちゃ楽しいしめちゃくちゃかっこいいと思いました。昔ジョンレノンのトリビュートライブに吉井和哉さんを見に行って忌野清志郎さんのファンになって帰ってきた事があったのですが、その時の事を思い出しました。娘。はもちろん好きだけども、これ、Berryzもいいんじゃないか?と。機会があればベリの単独コンサートに行ってみたいなぁ、と思いました。

そんな折、Berryz工房無期限活動停止の知らせを聞きました。秋ツアー、見に行くことを決意しました。CDで色々な曲を聞きました。いい歌がたくさんありました。
初めての単独コンサートはなぜか席が前の方で、7人の姿が肉眼でもはっきり見えました。7人のかっこよさ、面白さ、そして可愛らしさに感動しました。ファンの方の雰囲気が娘。とは少し違うのも、興味深いなぁと思っていました。

有明か武道館に行きたいな、と思いました。一般チケットで武道館が取れました。一番後ろの席でした。それでも、さゆのコンサートの時も思いましたが「一番隅っこの席でもいいからライブ空間にいさせてもらいたい」と思ってお邪魔させていただきました。
そこに現れたのは7人のお姫様でした。こんなににわかファンの私でも涙が止まりませんでした。「もっと早くベリを知っておけばよかった」。何度もそう思いました。今からでも彼女達の事を知りたい。彼女たちの歌を聞きたい。そう思いました。

そんなこんなで、今に至ります。
きっと私が彼女達と同世代だったら、彼女達より年下だったら彼女達は私にとって確実に憧れの存在だったんじゃないかなぁと思います。私は彼女達よりも割と年上ですが、それでも十分憧れる部分があります。
2015年新規のBerryz工房ファンですが、これから彼女達の事をゆっくり追いかけていけたらいいなぁと思います。なんだろう、娘。とはまた違うベクトルで彼女達の事が好きだなぁ、と思います。
新しく好きな物が増えるというのはいくつになっても嬉しい事ですね。そういう意味でも、私は彼女達にありがとうを言いたい気持ちです。