しのざきのおと。

2021年も穏やかに暮らしたい

可愛い女の子が大好きだが恋愛対象は男性のみである

小学6年生のある日、朝礼後にうちの学年が残された。先生達の横に、見たことのない女の子がいた。

転校生だ、と思った。

そして、超絶可愛い、と思った。彼女はそれまで私が会ってきた女の子の中で、段違いにずば抜けて可愛くて、美しかった。

もしもあんな子が同じクラスになってくれたら嬉しいけど、私は運がいい方ではないから違うクラスだろうなぁと思っていたら、意外なことに彼女は私のクラスだった。

そしてなんと、彼女は私と帰る方向が一緒だったのである。私は他の皆と帰る方向が違っておりそれまで一人で帰っていたので、結果的に私は帰り道、彼女を独占する機会を得た。とっても嬉しかった。

彼女はその美貌にも関わらず驕り高ぶることのない、むしろ謙虚で少しユーモアセンスのずれた、面白い子だった。私は一緒にいてとても楽しかったし、その顔は毎日見ても感動が薄れぬほど可愛くて美しかった。

 

今思うと、彼女の謙虚さの中には「女社会の中で生き抜くための処世術」も含まれていた気もする。多分、転校してくる前も私のいた学校にも彼女の美しさを妬むタイプの彼女よりは美しくない気の強い女の子がいたので、その子達に過敏に反応されないためにも彼女は謙虚さを身に付けていたのではないかと思う。彼女は争いを好まない人だった。

 

その後も私の人生の各時代毎に飛び抜けて美しい女の子達がいた。歴代のマドンナを振り返ってみると、私の好みは菅谷梨沙子ちゃんのような西洋的顔立ちをした女の子なのだと思う。

私が好きになる美しい人達は謙虚で争いを好まない人ばかりなのだが、私はそれをすごいなぁと思う。

もしも私が彼女達みたいな美貌を持っていたら完全に調子にのって鼻持ちならない女になっている自信がある。例え女子から嫌われても。

 

私は彼女達に会う度、つまりほぼ毎日その時代毎のマドンナを褒め称えた。「そんなに褒める人しのざきさんしかいないよ」と苦笑されたこともあったが、美しさの前には褒め称えずにはいられなかったのである。

(ちなみに私は旦那さんのことを毎日褒め称えている。多分そういう気質の人間なのだ)

 

私は自分が三次元女子にそれだけ熱を上げていた事実をなぜか全く認識しておらず、自分は二次元女子のことだけが大好きな人間だと思っていた。

アイマスガールズの皆さんに熱中した時も、今思うと「アホか」と突っ込みたくなるが、「あ、私ってこういう三次元好きの一面もあるんだ!?」と思っていたぐらいである。

 

そしてモーニング娘。、そして生田衣梨奈さんを応援するようになってようやく気がついたのである。

「あ、私って昔っから三次元の可愛くて美しい女の子、大好きだったわ」と。学生時代もあからさまな女子贔屓だったわ、と。

 

可愛くて美しい女の子、女の人は私の元気の源である。見ているだけで幸せな気持ちになる。ありがたい。

 

しかし自分でも謎なのだが、こんなに女の子が大好きなのにも関わらず、物心ついた頃から恋愛対象は完全に男性オンリーである。そんなに好きなら女の子じゃだめなの!?と自分でも思ったりするのだが、女の子じゃだめなのである。完全に別腹のようである。人間て不思議だなぁ。

でも、それぞれの性に対して違う魅力を感じ取って楽しむことができるって、お得なのかなーとも思っている。単純に考えてドキドキできる対象が片方の性だけの人に比べて、対象が2倍になる訳だもんなぁ。

 

割と同じような女性は見かけるけど男性版(かっこいい男の子大好きだけど恋愛対象は完全女子)は少なくとも現実ではお会いしたことがないなぁ。

内心思っていても周りから色々言われそうだから黙っているだけで、意外と女子と同じぐらいいるものなのかなぁ~

 

なんてことを思いました。