しのざきのおと。

人からエネルギーをもらって、自分からもエネルギーを発して、の循環ができたらいいなぁと。

社会に出て驚いたことと、主に学生さんに伝えたい、社会人は楽しいよ、という話

20歳を「大人」と言うのであれば、気がつけば年齢的には私もすっかりいい大人である。

中学を出て15で社会に出る人がいることを考えれば、私が社会に出たのはずいぶん後だった。それでももう「新米社会人」とは言えない年数、社会に出て働いている。

 

社会に出てみて驚いたのが、まず自分に対して。

自分は高校・大学は休まずに授業に出席する事ができない人間だった。遅刻するか、欠席するか、早退するか、のどれかがほとんどだった。病気だった訳でもなんでもなく、ただたださぼり癖のある人間だった。

バイトも根性無く辞めてしまったものもあるし、続かなかったものもある。

そんな私なので、果たして社会人として自分がきちんと仕事ができるんだろうか、そもそも毎日就業開始時間から働けるのだろうか、と自分のことながら非常に心配していた。

 

しかし驚いたことに、私は毎日就業開始時間から働いている。

そりゃあ何度か遅刻してしまったことはある。でも、基本的には毎日時間通りに働いている。今は朝から働くスタイルの仕事をしているが、毎日通えている。そして、当たり前と言えば当たり前なのだが就業終了時刻まで早退することなく働いている。

 

そして、自分で言うのもおこがましいが、仕事に対しては比較的積極的に取り組んでいると思う。中高時代幽霊部員で結局フェードアウトして辞めてしまった事を思い出すと、私にもこんな風に物事に取り組む力があったんだなと思う。

 

考えてみれば、大学のサークル活動、その後の専門学校の授業には自分は全出席だったし熱心に活動していたので、「好きだ!」「面白い!」と思える物にはそこそこ集中できる力はあったのかなと思う。

就職先は自分の希望の所に入れたし、入った後で実際の仕事と自分の能力の差に悩みはしたものの、今の部署の仕事は私にとっては非常に面白く、仕事量が多すぎる事を除いては特に不満は無い。だからこそ、毎日楽しいなぁと思いながら朝からせっせと働けるのかもしれない。

 

社会に出てみて驚いた、自分以外のことに対して、と言うか「大人」に対してのこと。

それは、大人ってすごい真面目に働いてるんだな、ということ。

いや、いますよもちろん。そうでない人も。でも、私が思っていたよりもずっと多くの人が、思っていたよりもずっと真面目に働いていました。と言うか、皆が真面目に働いてくれているからこそ自分が快適に日常生活ができていたんだなぁ、という事にすごく感謝するようになった。

 

例えばですけど、朝起きて、トイレに行く。電気がつくのは電力会社の人のおかげ。水が流れるのは水道局の人のおかげ。

駅まで歩く。信号が機能するのは公安委員会のおかげかな(詳しくない)。

駅に行く。駅員さんが朝からいてくれる。電車が時間通りに動く。運転手さんと車掌さんが電車を走らせてくれるし、もっと運行自体を監視しててくれる人もどこかのセンターとかにもいるんだろうな。

早朝にも関わらず、たくさんの大人が電車にゆられてる。こんな朝早くから出勤ですか。ちょっと皆さん働きすぎじゃないですか。

と言うか、私の駅は乗り換え駅ではないから、私の最寄り駅で降りてる人は多分駅の近くの会社に行って働く人だと思うんです。だとすると、もうこの時間から働き始めるってことですか。早いですね!!!

 

そして自分の職場に行っても、みんなばたばたと朝から晩まで忙しく働いている。他の会社の人と接する機会も多いのですが、皆さんまぁ熱心に働くものだなぁ、と思います。こんなにみんなが一生懸命に働いてこそ、「当たり前」の生活が成り立っているんだなぁとしみじみ思います。

 

みんなどうしてそんなに真面目に働くんだろうなぁ、と思います。

お金のため、というのもあると思います。真面目に働かないと、辞めさせられてしまうから。それも確かにあると思います。

でも、それだけかな?とも思います。

公務員批判みたいな感じで「どんな仕事をしても一定のお金がもらえるなら・一定のお金しかもらえないなら、人は働かなくなる」みたいな話を聞くことがあります。

でも、人間てそんなものかな?そんな程度の生き物なのかな??いやいや、そんなことないだろうと私は思っています。

(金銭的対価を求めない労働の方が金銭的対価を求める労働より素晴らしい、と言っている訳ではありません。念のため。)

 

自分が学生の頃は、自分が快適に暮らせいるのがたくさんの大人の努力のおかげなんだ、という事をわかっていませんでした。今思えば本当にありがとうございますだったよなぁ、と思います。

今も、「自分が生きていく上で必要なことに関わってくれた自分以外の全ての人に対してありがとうだよなぁ」と思っています。

 

私の好きな言葉に「人は、誰でも『誰かの役に立ちたい』と思っている」という言葉があります。

自分も大人になった今、何かの形で世の中の役に立ちたいなぁ、と思っているのだと思います。そして、「役立てたな」と思う時、嬉しい気持ちになります。

 

学生さんの中には、「社会に出るのって嫌だな~」とか漠然と思っている方もいると思います。

でも、社会に出る、という事は「何らかの形で人の役に立つことができるようになる」ということでもあるので、嬉しくて楽しいことだとも思います。

人の役に立てるようになるまでには、日々色々な努力が必要ではありますが、それもまた楽しいものです。

学生の皆さんには「学生時代とはまた違った楽しみがある、社会人時代をどうぞお楽しみに!!!」と言ってあげたいです。私は、社会人生活が好きです。