ハロプロとアイマスを通じて考えたこと:生田さんヲタがアンジュルム主演 「モード」を見に行ってきました②
①では「モード」自体の感想を書きました。
②では「モード」観劇を通じて考えたことについて書こうと思います。
モードのあらすじは、以下の通り。
1960年代の終わり。
まだまだ女性の社会進出が難しい時代。
日本初の本格女性ファッション誌創刊に熱意を燃やす女編集者と、モデルとなった良家のお嬢様がいた。
アンジュルム主演でお送りする、自分らしく生きようと闘う女たちの物語。
この「女の子達が自分らしく生きようと闘う」というのは、私にとっての大きなテーマの一つなのです。
それが私の中のテーマの一つだという事に気が付いたのは、アイドルマスターの同人誌を描いている時でした。
アイドルマスターというのは今ではアニメ、モバゲー、大掛かりなライブ等幅広いジャンルに展開しているコンテンツですが、私がアイドルマスター(アイマス)を知った2008年当時はアイドル育成ゲームがアーケードから家庭用に移植されて少し経ち、ライブも大規模になりつつある…という頃でした。
私はたまたまニコニコ動画を通じてアイマスを知り、それこそモーニング娘。にはまっていったいった時と同じように「気がついたらアイマスの動画ばかりを見ていてそのことばかり考えている」状態になり。当時XBOXが品薄で入手できず、アイマスをプレイしていなかったのですが、「私は絶対この子達の話を描きたくなる」と予感して数カ月先の同人イベントに申し込みました。
そこから約5年で20冊ぐらい本を出しました。単純に考えれば3か月に1冊のペースです。そして多くの本の話の根っこに共通しているのが、後から振り返れば「女の子達・女性達が自分らしく生きようと闘う」というテーマだったんですよね。もっと言ってしまえば、私は「その人がその人らしく生きていく」ということに割と昔から興味が強かったので性別を問わなかったりもするのですが、自分が女性ということもあってか、どちらかというと「女性の生き様」により強く興味があるのだと思います。その気持ちが無意識のうちに同人誌のテーマににじみ出たんだろうな…と。
で、話がモードに戻るんですが。
モードを見た時、これはあらすじにあった通り、女の子・女性の戦いの物語だな、と思いました。そして、これは「ハロープロジェクトのアイドル」という枠の中に生きる女の子達にも当てはまる物語なのかなぁ、と思いました。
彼女達は望んでハロプロに入ったわけですが、活動を続ける中で女性として不本意な扱いを受けたりすることもあるでしょうし、幼い頃からファンも含めて色々な大人達の欲望を目の当たりにしてきているんだと思うんですよね。そんな中で、特に年齢を重ねて来ると色々な事に納得がいかなかったり頷けなかったり、世の中に対して思うことがあるんじゃないかなーと思っていて。でも、そんな中でも彼女達は、同性の女性達にメッセージを送る意味でも「不器用なりに、私は私らしくがむしゃらに生きてやる!!!」っていう意地みたいな物を見せてくれているような気がして。多分、私はハロプロのそういうところが好きなのかな、と思いました。
アイマスも、私は勝手に「女の子達がアイドル活動を通じて世の中や自分と闘っていく物語」だと思っていて、そういう試練に果敢に挑んでいく女の子達が私は好きです。
多分これからも、「女の子達・女性達が自分らしく生きようと闘う」というのは私にとっては一つの大きなテーマなんだろうなーと思います。
女性に限らないけど、次世代の人達が自分達よりも暮らしやすい世の中で暮らせていたらいいな。そのために少しでも自分が貢献できていたらいいなぁ。