しのざきのおと。

2021年も穏やかに暮らしたい

わたしとドラクエ

先日、ドラクエⅪをクリアしました。

ドラクエをやったのは1992年発売のⅤ以来なので、25年ぶりです。25年て。四半世紀ぶりかよ、と改めてこの作品のロングセラーぶりに驚きました。

そして、クリアした記念に感想を書こうかな~と思ったのですが、その前にまず「私とドラクエ」みたいなものを書いておきたくなったので、書いてみる事にしました。完全なる私のための自分語りになってしまうであろうことを先にお断りしておきます。

 

私の初めてのドラクエはⅡだったと記憶しています。記憶しています、というのは当時私はまだ幼く、日記もつけていなかっため記憶が定かではないからです。あ、SFC版でもWii版でもなく、ファミコン版です。

うちの父はゲームという物を高く評価していないタイプの人間であり、父は家庭内でそれなりに決定権を持っていたので我が家に元々ファミコンはありませんでした。

ただ、近所に住んでいる年上のいとこ・友人の兄にゲーム好きな人がいて私はその人達がゲームをしているのを隣で見ているのが好きでした。当時の私にとってファミコンは「見るもの」であり「やるもの」ではなかったのです。

その後、とあるきっかけで我が家にもファミコンが導入されました。多分それと同時期ぐらいにドラクエⅡを手に入れた…ような記憶があります。すでに知人宅で知ったゲームで、どこで聞いたのか強い状態からスタートできる復活の呪文も知っていたのを覚えています。今でも言えますもんねぇ、当時の記憶って強いんだなぁと思います。

家では弟がプレイして、それを私が見るというスタイルが基本でした。ただ、ドラクエⅡは当時の私達には難しすぎて自力ではクリアできなかった気がしています。お兄ちゃんがクリアするのは見せてもらった気がする。

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ムーンブルクちゃんが可愛いなぁ、とは当時思っていたのを覚えています。今思うと初めて模写らしい模写をしたのはドラクエⅡとかⅢの絵だった気がするなぁ。

あと、音楽が美しいと子ども心に思いました。Love Song 探して果てしなき世界、魔の塔が特に好きだった記憶があります。

Love Song 探しては曲の展開が素敵だと思ったし、果てしなき世界は「3人仲間がそろうとこんなに世界は輝くんだ!!」とキラキラした気持ちになったし、魔の塔は最高にゾクゾクした。ドラクエの塔の音楽のなんとも言えない恐ろしさが私は好きです。

 

その後、くりあがる形でⅠをやりました。

子ども心に、「ⅠからⅡの間にものすごく進化したんだなぁ!」というのを感じました。だって、Ⅰでは横・後ろ向きのビジュアルが無いんだもの(笑)。

音楽も、Ⅱに比べると音の数が圧倒的に少ないんです。多分、同時に2音しかならせない、みたいな制約の中で作られていると思うんです。

にもかかわらず、圧倒的な音楽の良さがある。かっこよくて、品がある。すごいなと思いました。私はⅠの音楽だとラダトーム城のバッハ曲のような雰囲気がとても好きです。

その後マリオペイントやケータイの着信音ブームが来た時に、「少ない音で表現できる素敵な曲って無いのかな?」と思った時にドラクエⅠの曲を思い出し、本当に良くできている曲だったんだなぁと改めて思った事を覚えています(ちなみに私のマリオペイントの最高傑作は「口笛吹きと犬」のBメロ。今思い出してもあれはなかなかの出来だったと思う。色々な曲を頭の中で黒鍵無しに転調し、音域シミュレートして楽しんでいたなぁ~)。

 

その後、ドラクエⅢを手に入れました。

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この時も私は見る専だった気がします。基本に忠実な勇者・戦士・僧侶・魔法使いというパーティーでしたが、途中商人とか武闘家とかも入れてみた気がするなぁ。遊び人がレベルさえ上げれれば賢者になれると聞いた時は衝撃でした。

「攻略本」というのを初めて自費で購入したのはドラクエⅢだった気がする。「パーティーメンバーを自分で決められる」というのも当時ものすごく斬新でした。鳥山先生の絵で描かれる様々な職業の男女に心奪われました。特に戦士・僧侶・商人の女の子の可愛さにテンションが上がったなぁ。

私はドラゴンクエスト4コマ漫画劇場を愛読していたのですが、そこで描かれるⅢのメンバー達も好きでした。

「夜」という概念も斬新でしたね。「そうだよねー、夜ってあるよねー!」と。

音楽はまぁベタですが、冒険の旅とか戦闘のテーマが好きでしたね。あと、村の音楽。村の音楽はオケ版だと割と華やかですが、私はFC版のポペ~っとした音が特に好きです。

 

そしてドラクエⅣ。Ⅳのシナリオ、そしてEDは私がやってきたゲームのEDの中でも1番好き、と言っていいぐらい好きかもしれません。何と言うか、「すっきりする」。ゆるやかに始まっていった物語が、やがて大きなうねりになり、そして大団円。お約束と言えばお約束なのかもしれませんが、お約束最高。大好きです。

ドラクエⅣが好きなのは久美沙織さんの小説の影響も強いかもしれない。ドラクエの小説はⅢ、Ⅳ、Ⅴと読んでおり、久美さんの作品であるⅣとⅤは両方好きなのですが、特にⅣが好きです。空気感とか、耽美な感じとか、ライアンさんのかっこよさとか。

音楽はアリーナ姫の移動中の音楽、ジプシー姉妹の戦闘中の音楽(ジプシー姉妹は色々と恵まれていたような!?)、通常戦闘の音楽が好きでした。

 

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Ⅴ。初のSFCでのドラクエ

何かが始まる予感、そしてはじまる「大海原へ」の音楽…あまりに音が美しすぎて「これがSFCということか…!!!!!」と感動に震えた事を覚えています。

ちなみにお嫁さんはビアンカさんしか選んだことがありません。と言うか、フローラさんを選んでも結局はビアンカさんと結婚することになるんだろうと勝手に思い込んでいたのでフローラさんとも実際結婚できると聞いた時は驚愕しました。

いや、フローラさんも好きです。可愛いし。清楚だし。モーニングスターだし。でも、アンディといるフローラさんが好きなんでね…

音楽は、ドラクエコンサートに行って「愛の旋律」に感激したのは今でもよく覚えています。そしてⅤは「洞窟に魔物の影が ~ 死の塔 ~ 暗黒の世界 ~ 洞窟に魔物の影が」のコンボがまぁ~、好きです。ドラクエの恐ろしくも美しい感じの曲がまぁ~、好きなんですよねぇ!!

 

その後どうしてドラクエに触れなくなってしまったのかと言うと、「なんとなく」としか言いようがないと言いますか、特に大きな理由は無いんですよね。

改めて考えてみると私と弟の生活リズムが合わなくなってしまったとか、ドラクエⅤと同年の冬に出たファイナルファンタジーⅤと、より具体的に言うと海賊のお頭ファリスと出会ってしまったことで自分でゲームをするようになり当時で言うスクウェアのゲームを色々やるようになっていったとか、自分の生活環境的にゲームから離れた生活をするようになっていったとか、そんな事が重なっていってそれがなんとなく継続していただけ、と言いますか。

 

ドラクエⅪを手に取ったのも「なんとなく」と言いますか。

旦那さんと出かけている時に、旦那さんが「DQ出たから買おうかなぁ」と言ったんですよね。で、先に他の買い物なんかをしていたんですが思ったよりお店が閉まるのが早くて。

私は「これもう今日はDQ間に合わなくない?今度買おうよ」と言ったんですが、普段はぼーっとした旦那さんがその時はなぜか「いや、まだ間に合う。買う」と言ってダッシュして店に行って買ったんですよねぇ。

多分、あの時DQを旦那さんが多少強引にでも買っていなかったら、買うのは当分先になっていたかもしれない。むしろ、買わずに終わってしまったかもしれない。

そう思うとゲームとの出会いって一期一会だなぁと思いますし、あの時なぜか旦那さんがいつもより強引になってくれてよかったなぁと思います。

 

 

…という私が、ドラクエⅪをプレイした感想やら何やらを、今度は書けたらいいなぁ~と思っております。

一言で言えば、「面白かったなぁ~」という感想です。

ではでは~