しのざきのおと。

2021年も穏やかに暮らしたい

人前でカラオケを披露する事には抵抗がある

私は人前で何かをする事が、日本人の中では平均より苦手ではないタイプだと思います。

する内容が自分の得意でないことだったとしても抵抗は少ないですし、むしろ自分の興味のある事や好きな事でなら人前に出るのは好きです。

 

ただ、そんな私が人前でするのにすごく抵抗があることがあります。

それは歌を歌う事、端的に言えばカラオケを歌う事です。

 

楽器の演奏は抵抗なくできます。

合唱も全く抵抗は無いです。

クラシックの独唱は上の二つに比べれば少しのドキドキはありますが、いい緊張ですし、歌えます。

でも、カラオケは嫌なんですよね。

 

自分でも原因はわかっているんです。

私は人から「カラオケが上手くない」と思われることが、すごく嫌なんです。

他の事は別に「あの人下手だなぁ・できてないなぁ」と思われても抵抗が無いんです。例えば運動とか、例えば勉強とか。

でも、歌に関しては「下手だなぁ」と思われると恥ずかしいなぁ、という気持ちがあるんです。「歌が上手い人だと思われたいなぁ」という気持ちが強いんですよ。

 

まぁ、要するに私は歌が上手くないんですよ。

ただ、上手くないと言っても色々なタイプがいると思います。

私は音痴ではありません。私は音感は良く、尚且つ自分が思った音程の音を出す訓練を一定期間続けてきた事もあるので(「音感がいい」のと「自分が思った通りの音程で音を発する」のは別の力だと思っています)、音痴でないことは自分ではわかっています。

でも、リズムに関しては、「受信」に関しては全日本人の中で言えば良い方だと思いますし、音楽経験者の中でも真ん中ぐらいにいるのではないかなぁ、と思っています。

ただ、リズムを「発信する、産みだす」能力に関してははおそらく、うーん、全日本人の中でも、中の下ぐらいかな、と思います。

 

私の歌は何が足りないから下手なのかな、と思うと、おそらくこの「リズム感」なのかなと思うんですよね。


アプカミ#18 モーニング娘。'16「泡沫サタデーナイト!」ボーカルREC映像#01、吉川友MV裏側、ラベンダー、中島卓偉ライブ映像他 (05/27/2016)

これの13:46あたりからモーニング娘。'16の「泡沫サタデーナイト!」という曲について、メンバーのうちの3人のレコーディング映像を見る事ができます。

歌姫と呼ばれる小田さくらさん、リーダーの譜久村聖さん、秋ツアーで卒業の工藤遥さん、それぞれの歌唱が見れるんです。

先に言っておくと、私は工藤遥さんが大好きですし、工藤さんの歌も大好きなんです。

でも、「工藤さんのレコーディング風景」と「小田さん・譜久村さんのレコーディング風景」に違いがある事は、モーニング娘。を全く知らない人が見ても、わかると思います。

端的に言えば、小田さん・譜久村さん、特に小田さんについては「体の中に圧倒的なビートがあるな」というのがビリビリ伝わって来ます。むしろ音を消して映像だけを見たとしても、「あっ、この小田さんて子、めっちゃ歌が上手いんだろうな」というのが伝わってくると思います。イッテQ!の宮川大輔さん的に言えば「見ればわかる、上手いやつやん」という感じです。

 

私にはこの、内面からほどばしるようなリズムが無い。全くと言っていいほど無い。

 

もちろん小田さんはプロですからそこと比べるなよ、という話ですが、普通に知人同士でカラオケに言ってもやはり上手い人というのは中から出てくるリズムや曲を歌いきる間の雰囲気作りみたいなものが上手いなと思いますし、別にプロでなくても歌の上手い人がたくさんいるというのは私も知っています。そして、自分にはそれが無いな、というのも知っています。

 

別に私は、自分が全ての事において劣った人間だとは全く思っていません。

音楽に関しても、音感や音楽自体を感じ取るセンサーの方は悪くないと思っていますし、音楽以外の事でも得意なことがたくさんあるのもわかっています。

 

ただ、私が欲しかったのは歌の能力なんですよね。

「歌が上手い」という力が持つ、圧倒的な能力に、私は強く憧れます。

 

私はハロプロで気になる子がいるとホイホイバースデーイベントに行ってしまうタイプなのですが、「歌が上手い」というのはものすごいアドバンテージだな、少なくとも私の心は激しくゆさぶられるな、と思います。

ハロプロに限らず、グループアイドルの曲を聞いていて、その中に1人圧倒的な歌唱力を持っている人がいたりすると「うめぇなぁぁぁ」とそれだけで惹きつけられますし。

こんな事を言いつつ「推しとは歌唱力だけでは決まらないものである」というのが不思議なものではあるのですが

 

あと、言い訳になりますけど、私の歌が上手くないことの理由のもう一つには「歌いたい歌と自分の声が合っていない」ことがあるんですよね。

私は可愛らしいアイドルソングが大好きで、そういうのを可愛く歌いたいんです。

でも、私の地声は低いんです。そして可愛い声でも無いんです。

むしろ男性アーティストの曲はすごく楽に歌えます。私はTHE YELLOW MONKEYがすきなんですが、THE YELLOW MONKEYの曲はとても気持ちよく歌えます。

 

女性アイドルの曲をキーを下げて歌えばいいじゃない、とも言われるんですが、やっぱり女性アイドル曲はあの音の高さがあってこそ可愛い部分もありますし、それに調が変わると雰囲気が変わって可愛い雰囲気にならなかったりするんですよね…

 

ちなみに歌うこと自体は好きなので、一人カラオケは好きです。

あと、すごく親しくて、歌に対する評価をしてこない人と行くのなら大丈夫なんです。それを満たせるのって、旦那さんと親友ぐらいしかいないんですが。

 

神様が一つ能力をくれるなら、運動神経も捨てがたいですが、やっぱり歌の能力が欲しいです。いい声で、自分の歌に酔いしれてみたい。

 

という、雑談でした。